NOBLEのFPC(Flexible Printed Circuits)とは、これまで積み重ねてきたスクリーン印刷技術とフィルムのフレキシブルな特性を融合したモノづくりのことです。
スクリーン印刷技術を用いた「スルーホール印刷」や「積層印刷」にて電子回路を形成することにより、製品の小型化を実現します。
また、フィルムの特徴である「薄く」「軽く」「柔らかい」といった特性と樹脂成型を融合させることで薄型・軽量化はもとより、曲面意匠など様々な形状に対応が可能です。
自社で部品実装や製品組み立てを行い複数の機能を合わせ持つ「複合電子部品ユニット」として供給することで、お客様生産工程の削減・合理化に貢献します。
高度化・多様化するお客様ニーズに応えるべくベースとなる要素技術開発を進めています。例えば、耐摩耗性に優れ1,000万回の寿命に耐えうる汎用抵抗体基板を量産化。医療・ヘルスケア分野では、スルーホール印刷と積層印刷を駆使しノイズ干渉を抑えながら発泡インクにて装着時の肌触りまでを追求。また、透明導電インクによるタッチキーおよび水に濡れても反応するタッチキーやホバーリングで反応する非接触のタッチレスキーなど、時代のトレンドを捉えた新製品開発に取り組んでいます。
高品質な部品製作には高精度な金型が不可欠です。当社はグループ企業にて成形・プレス金型の設計・製造およびメンテナンスまで手掛けています。そこで蓄積されたノウハウは海を渡り、海外生産拠点でも金型製造を行っています。
製品製作における治工具や生産設備の構築に至るすべてを自社で手掛け、自動化・省人化を通じ、品質の安定・生産性の向上を図り、お客様の高度なオーダーに柔軟に対応します。
電子回路形成における私たちの印刷技術は、必要な場所にのみインクを塗布するスクリーン印刷工法のため、環境にやさしいことも特徴です。
自社一貫生産だからこそできる環境に配慮したモノづくり、すなわち『開発・生産・物流すべての段階で、省エネ・省資源・省原料・リサイクルに配慮したモノづくり』をSDGsの取組としてグループ全体で掲げ、カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けて取り組んでいます。